2007年3月3日土曜日

Hospitalityの限界に挑戦!

山谷のドヤで“Hospitality”という言葉を使うようになったのも時代の流れか・・・と思う人もいるだろう!実際、自分も10年前に結婚して山谷に来た時を思い出すと・・・現在の状況は誰もが想像出来ないのもうなずける。

“Hospitality”とは何か?辞書を開けばこう書いてある「 厚遇, 歓待, 心のこもったサービス」

山谷のドヤ・簡易宿泊所で、しかも値段は素泊まりで3200円。誰がそんなものを期待するのか?とよく人から言われることがある。でも自分がこの旅館をリニューアルオープンしたのは“Hospitalty”というこの一語にとことんこだわってみたいと思ったからだ。しかもオーナーである自分がすべてのお客さんに目が行き届くようにと思って、あえて部屋数も33部屋から19部屋に減らして、部屋を減らした分、設備を充実させた。

・ お客さんに設備を説明して、部屋まで案内する
・ 布団をセットする
・ シーツを2日おきに交換する
・ 手ぬぐいと歯ブラシをサービスする。
・ シャワー室にシャンプー、ボディーソープを完備
・ 朝コーヒーの無料サービス
・ 日本茶、紅茶の無料サービス
・ 飴、チョコレートの無料サービス
・ インターネットPC2台設置
・ 印刷の無料サービス(数ページなら)

先月から本格的にオープンしたが、お客さんからは「いや~ビックリしました。こんなに綺麗で居心地のいいところとは・・・また来ます」とよく言われる。

お客さんにこう言ってもらう為に自分は脱サラをして、旅館を引き継いだのだ。本当に嬉しい! 掃除の頑張りも違ってくる(笑)

ある人から「君は旅館業の経験がないんだよね?」その口調はいかにも「お前に出来るのかい?」と言いたいのだろう。(まあ山谷の中では外部者でガキ扱いだから仕方ないが・・・) しばらくすれば結果が出る。「いまにみてろ(怒)」

経験がそんなに大切だろうか?自分はただ「自分がこうしてもらったら・ああしてもらったら嬉しい」と思うことをお客さんにしてあげるだけだと思っている。地道にあせらずやっていく。

旅館に来る前と後のギャップをどれだけ開かせるかだ。

山谷でも・・・
簡易宿泊所でも・・・
素泊まり3200円でも・・・


この「でも」の後にお客さんから良い言葉を言ってもらえるように日々努力するのみ!

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