ずっと拒み続けていたことだったが、ついに代表になってしまった。
義父にはずっと会社の代表にいてほしかった。だが、数ヶ月前から、人工透析が始まり、これから生涯において火曜・木曜・土曜の週3日は会社を留守することになる。
今は何も問題ないが、いざという時、やはり代表が会社にいないと、いろいろと不都合なことが生じるだろうということで、自分が代表を引き継ぐことになった(取引先からの強い要望もあった)
前代表は平成元年に就任してから今年まで20年間、しっかりと代表職を勤めてきた。尊敬の言葉しか出てこない・・・
有限会社石川商店は昭和28年に設立された。始まりは寝具の製造販売で、旅館業はその次に始めたものだった。今では、旅館業のみの経営となった。前々代表(祖父)の遺言で、もう寝具商売は止めなさい。旅館業のみでやっていきなさいと・・・確かに今では、通販でいくらでも安い物が買える時代になった。祖父はそのことを相当前から先読みしていたのだろう・・・
会社設立から55年間。自分で4代目になる。前の3人全員、もちろん姓は石川。自分の4代目でとうとう石川の姓が消える。これも歴史の中では仕方ない・・・と思うしかない。
石川商店という会社名はこのまま変えないでいこうと思っている。よく人に、商店とついてるからには、何か売っているんですよね?と聞かれる。会社の歴史話を何度もするが、これはこれで会社の歴史を振り返るいい機会だと思っている。
代表に就任したことによって、今はマイナスの面しか出てこない。でもまあ、よく言えば、自分で決断し実行出来ると思えばマイナスをプラスにいくらでも自分の力で・・・と気持ちを切り替えて頑張るしかない・・・
気づくと、社員・パート・アルバイト総勢15人の会社に今なっている。
なるべくみんなに還元出来るような会社にしたいと思っている。自分がサラリーマン時代、いつも仲間同士で、何も仕事してない会社経営者を給料泥棒と言っていたのを覚えてる。
今度は逆の言われる立場になるのかぁぁぁ。
いやいや実際、給料は社員と同じぐらいなんだよなぁぁぁ(悲)
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