2007年9月20日木曜日

伊勢エビ


旅行第5日目。


今日は張り切って長崎市内をまわろうと思っていた。それなのに・・・


暑すぎる!私は恐る恐る横の妻を見た。怖い!怖すぎる!顔がゆがんでいる!妻の顔が暑さでグチャグチャになっていた。そして妻の一言 「もう無理。帰る」 そこで自分は思った。 「長崎観たいと言ったのは妻なのに・・・」


しょうがない。この旅を無駄にしない為に、また運転手となるか・・・


そこで市内から1時間以内で行ける長崎の最南端の野母崎に行った。海は想像以上に奇麗だった。そんな海を見て妻の目が輝いてきた。


そしてもっと幸運なことに、野母崎では伊勢エビ祭りが開催されていた。野母崎は伊勢エビの産地らしく、みごとな伊勢エビが格安の値段で食べられるのだ。


私も妻も伊勢エビの天ぷら定食を注文した。その大きさと美味しさにビックリ!感動の一言だ!


そして私は横目で妻の満面の笑みを見て、ホッと一安心した。


と、思いきや妻から怒鳴られた。食べ終え帰ろうとする私を静止して 「ミソを食べなきゃ伊勢エビじゃないだろ」 と笑顔なしで言った・・・


そして妻は伊勢エビの頭を解体し始めた。自分の分を食べ終えると私の分までも・・・


その間、約10分間。私は両手をヒザの上にのせて待ち続けた・・・


毎回思うことだが、妻の食への欲求は本当に深い。そういえば・・・ 20代の若い頃、フロリダのホテルでスーパーで買った牡蠣を、ルームキーでこじ開けて食べていた妻を思い出す。いくつになっても妻は変らない。これはいいことなんだよな・・・


やれやれ、この旅も無事に終わりそうだ・・・

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